第18回ゆっくり散歩の会
11月29日(金)文京区の湯島、本郷、根津の歴史と文化施設を訪ねて、上野不忍池から春日通りの本郷三丁目を経由して根津迄約3㎞散歩しました。今回のコースは第17回の上野寛永寺の続きです。
銀座線上野駅 → 不忍池 → 湯島天満宮 → 麟祥院(春日局の墓) → 本郷三丁目交差点 → 東京大学 → 弥生式土器発掘ゆかりの地 → 根津権現社 → 千代田線根津駅
・湯島天満宮は、泉鏡花の小説「婦系図」お蔦、主税の舞台となった有名な社です。近隣には神田明神や湯島聖堂があります。
・麟祥院は臨済宗の寺院で春日局の墓が有ります。春日局の名号と従二位の位階は朝廷から下賜されました。従二位の位階は大納言に相当し、平時子や北条正子に比肩する位階となっています。
因みに天下の副将軍水戸光圀公(黄門様)は従三位権中納言でした。
・本郷三丁目交差点は中山道と川越街道の交差点で重要な辻でした。『本郷もかねやす迄は江戸の内』の川柳が有るとおり江戸境の場所です。「かねやす」は現存しています。
・東京大学の象徴は鉄門と赤門と安田講堂です。
・根津権現社の社殿は重要文化財で、江戸時代からの建立から現在迄、一度も天災や空襲に遭わなくて無事だったことから、強運・開運の神として信仰が厚い神社です。又、外国人に人気が高く稲荷社の千本鳥居を目当てに賑わっています。近隣には夏目漱石の吾輩は猫であるの「猫の家」旧宅も在りましたが、旧宅は現在、移築されています。
・文京区弥生町は、弥生式土器の発見地で弥生時代の名称の語源になっています。諸説がありますが弥生式の生活器具や文化は、大陸に近い北九州が発祥の地と言われています。
・森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、石川啄木等、文京区は文豪のゆかりの地で、実に魅力的な地域です。昼食は『赤門そば』にて天せいろ蕎麦とビールで乾杯し、全員元気で帰って来ました。
歴史的な史跡満杯! 大満足の一日でした。
1.湯島天神
2.春日局の墓(麟祥院)
3.東京大学鉄門
4.東京大学赤門
5.安田講堂
6.根津権現
7.弥生式土器の発見地
8.弥生式土器発掘ゆかりの碑